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理研シンポジウムを開催しました(2003.1.23～1.24)
理研シンポジウム　構造生物学（VIII）

蛋白質複合体の構造生物学：構造からメカニズムの理解へ

2003年1月23日（木）～1月24日（金）
SPring-8普及棟　大会議室（公演）、中会議室（ポスター）

趣旨：
構造生物学の進展によって、生体中で重要な機能を担っている
蛋白質複合体の原子構造が次々と解明されています 　しかし、
静的な結晶構造からいかに昨日発現のメカニズムを理解するか、
という問題への取り組みはまだ始まったばかりと言えましょう。
今回の理研シンポの口演では、構造生物学が直面するこの問題に
焦点を絞って、所内外、国内外の第一線の研究者とともに議論したいと
思います。ポスターでは、この中心テーマに限定せず所内外の研究交流を図りたいと思います。
これらの世界に先駆けた先端科学技術開発研究を総合的に推進し、
その利用分野の開拓、拡張を図ることによって、播磨研究所は
我が国の科学技術の発展に貢献していく所存です。



　

 　　
　【問合せ先】

　理化学研究所　構造生物化学研究室内

　2003　理研シンポジウム　実行委員会事務局


　前田　雄一郎 　ymaeda@spring8.or.jp

　小田　俊郎　　 toda@spring8.or.jp

　玉島　幸子　　 sachiko@spring8.or.jp

　TEL ： 0791-58-2822　FAX ： 0791-58-2836
主催：　理化学研究所播磨研究所・放射光構造生物学研究推進グループ
協力：　高輝度化学センター、RIKEN　Structural Biology Journal Club



１月２３日（木）
10:30-12:30
 ポスター(1)
開会の辞
13：30-13：40

 このシンポジウムについて
前田雄一郎　（理研・播磨、構造生物化学）
セッション１
13：40-14：10		 膜蛋白質の構造と機能（１）
村上聡（大阪大、産業科学研、PRESTO）
Crystal structure of bacterial multidrug efflux transporter AcrB.
14：10-14：40 高木淳一（Harvard medical school , Boston）
Conformational modulation of the ligand binding function of integrins.
14:40-15：00

 Coffee Break
セッション２
15：00-15：30		 蛋白質の機能理解へのアプローチ
北尾彰朗（原研、計算化学技術推進センター）
Jumping-among -minima model for protein dynamics in the native state.
16：00-16：30

 中迫雅由（慶応大、理工）
Influence of water on structure and dynamics of proteins.
16：30-17：30 ポスター（２）＆Coffee
17：30-19：30 懇親会　@SP-ring8食堂
ポスター会場は22：00まで開いております。

　　

１月２４日（金）
セッション３
9：00-9：30
 フィラメント状構造体のダイナミックス
小田俊郎（理研・播磨、構造生物化学）
Modeling of F-actin：mechanism of F-actin stabilization by natural drugs - phalloidin and dolastatin 11.
9:30-10:00 山下敦子（理研・播磨、構造生物化学）
Crystal structure of CapZ : architecture of a heterodimer complex and mechanism for actin filament capping.
10:00-10:30 米倉功治（大阪大、生命機能）
Electron ryomicroscopy of flagellar structures.
10:30-10:45

 Coffee Break
セッション４
10:45-11:15		 膜蛋白質の構造と機能（２）
沈建仁（理研播磨、構造生物物理）
Mechanisms of light - induced electron transfer and water oxidation in photosystem Ⅱbased on its three-dimensional structure.
11:15-11:45 横山茂之（理研・播磨、細胞情報伝達）
Crystal Structure of the complex of human epidermal growth factor and receptor extracellular domains.
11:45-12:15 竹田一旗（理研・播磨、理論構造生物）
Structures of LOl proteins involved in trafficking of outer-membrane lipoproteins in Gram-negative bacteria.
セッション５
13:15-13:45		 DNA / RNA 結合装置のメカニズム
Dmitry G. Vassylyev (理研・播磨、細胞情報伝達）
Structural studies of single- and multi-subunit RNA polymerases : High resolution structures of a bacterial RNA polymerase holoenzyme and T7 RNA polymerase elongation complex.
14:45-14:15 Tahir H. Tahirov（理研・播磨、ハイスループット）
Mechanisms of pomoter DNA recognition by AML1/CBFbeta, Myb and C/EBPbeta.
閉会の時
14：30-14：40
飯塚哲太郎（理研・播磨）